過眠症とは?
過眠症って何ですか?
夜間、睡眠をしっかりとっているはずなのに、昼間の時間帯に強い眠気を感じる状態のことをいいます。
過眠症の3つのタイプ
ナルコレプシー
世界に1000~2000人に一人ほど存在するナルコレプシーは、10代で多く発症する病気です。症状は昼間に強い眠りが繰り返し発症します。長いと30分ほどの居眠りが続き、眼覚めると一瞬すっきりします。怒ったり笑ったりすると急に体の力がぬけ、床に座り込んでしまう事もあります。寝付く瞬間に金縛りになったり、現実と夢の区別がつかない不思議な症状を体験したりします。
夜の睡眠が10時間以上と長くなるのが特長です。
昼間の強い眠気と1時間以上続く居眠りが主な症状です。目が覚めた後はあまりスッキリせず眠気が残り、リフレッシュ感を感じられません。
10代から20代に多く発生します。ナルコレプシーより有病率が低いといわれています
反復性過眠症
珍しい疾患です。最初は10代の若者が発生することが多い病気です。性別では女性より男性が多いです。はじめに強い眠気が3日から3週間つづき、自然に回復します。その後にばらばらな感覚で症状が繰り返し現れます。
過眠症が起きる2つの原因
- 脳内の覚醒維持機能に何らかの異常がみられる
- ストレスや食事方法など何らかの原因で夜間の睡眠障害があるため